グローバルキッズ沼袋園の会計不正(H31年監査)
個別事例ではあるが、金額が非常に大きく、重大事例と思われるため個別に記録しておきます。
監査請求により区長等が講じた措置
この中でグローバルキッズ沼袋園が指摘を受け、補助金の返還という措置が取られた。
認可保育園は施設賃貸借に対して補助金が出る。その際には当然賃貸借契約書の写しの提出が必要になるわけだが、今回の流れは以下の通り。
・グローバルキッズは「建物賃貸借予定契約書」のみを提出した。
・区側は正式な契約書を提出するように求めるものの、予定契約書(賃貸料700万円)しか存在しないと回答
・区は予定契約書をもとに補助金を交付する
・その後、この補助金の出どころである都からちゃんとした契約書を出せという督促があり、区が再確認したところ、正式の賃貸借契約書にある賃貸料は480万円だったことが判明した
このレベルで大きく金額が変わって、書類の差し替えを忘れるとか、あるんだろうか。もしこれがうっかりミスであるとしても、数百万レベルの賃貸料の差額発生について訂正処理をすることすらできないぐらい本部が忙しい、ということだと思われる。このレベルでの重大なミスが発生する会社に、0歳の、生後数か月の、ミルクしか飲めないような弱い存在を任せるのは勇気がいる。
ただ、現場の保育士さんたちとは全く関係ない話なので、本当にそこに憤りを感じる。こんないい加減な本部のせいで評判を落とされて、きっと当該園では保育士さんが保護者に説明の文書を配らされたりしているのだろう。ひどい話だ。