保育園立ち入り検査報告書(R2年度)
令和2年度の中野区保育園立ち入り検査報告書が出ていました。
気になるのは以下の2園。
・中野みなみ保育園
・常勤の保育士を各組や各グループに1名(場合により2人)以上配置していない。
・理事会の承認を得ずに、前期末支払い資金残高を法人本部の運営に要する経費に充当している。
・アートチャイルドケア中野南台森の保育園
・苦情への対応が不十分である。
・人権の擁護のため、必要な体制を整備していない。
・施設長が専任となっていない。
・経理処理に関して重大な問題がある
アートチャイルドケアの、苦情の対応が不十分な点と、人権擁護の件が非常に気になる。
会計処理についても重大な問題というのはどういう事なのだろう。
株式会社立という事ならばマニュアル類は(一応)整備されているだろうし
人手が足りずにこのようなことになっているとすれば
当然保育の現場も荒れているのではないかと推測…。
なお、アートチャイルドケアは指摘が出るのが3年目。
過去二回は乳幼児突然死症候群の対応が不十分というもの。
過去記事→認可保育園の立ち入り検査報告書(H29-R1) - 育児・保活データ集@中野
こういう保育園が、年に1回の立ち入り検査だけで処分も受けないというのは
株式会社立保育園の限界を如実に表していると思うんだが…。。
また、保育園への苦情が適切に処理されていないと感じられたら、
福祉オンブズマン制度を利用してほしい。
過去記事→入園選考についての不満を無料で弁護士に相談できる。 - 育児・保活データ集@中野
ちなみに、2020年の福祉オンブズマン報告書にも、入園関係の苦情について対応した旨の報告あり(6ページ)。ツイッター区議に相談するよりも、弁護士が対応してくれて、こうしてきちんと文書にも残る。ぜひこの制度を利用してほしい。