育児・保活データ集@中野

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認証/認可外在籍なら、東京都ベビーシッター助成を使うといいよという話。


東京都のベビーシッター助成は、フルタイムですべてシッターで賄おうとすると税金が高くなり全然使えないし、という話。一体だれが使うのこれ、という突っ込みどころ満載な制度なわけだけれど、唯一使えそうなパターンとして、「高所得(多分世帯年収1200万以上くらい)で、認証/認可外を利用している家庭」かもしれないということに気が付いた。

 

私の住んでいる中野区では、認証/認可外に在籍している場合、「認可に在籍していた場合の保育料と、認証の保育料の差額」が補助金として出される。

 

すごくざっくりなのだが、年収800万前半の場合、住民税所得割はおよそ25万円。

(参考→住民税所得割額と推定年収の関係をまとめました | よどきかく 

このとき、認可に在籍していた場合の保育料は34200円となる。
認証の保育料が60000円とすると、差額の15800円が補助金として区から支給される。

 

一方、例えば年収1500万の場合は、住民税所得割がおおよそ100万円となり、認可保育料が70400円。この場合は、認可保育料>認証保育料となるため、補助金が出ない

 

ベビーシッター助成と、認可外補助金を併用することはできないが、逆に言うと認可外補助金を受け取らなければ、ベビーシッター助成は使えることになる。

問題の雑収入で税金もりもりの件も考慮すると、さてシッターへの支払いは実質いくらになるのか。

世帯年収1500万円の場合は所得税率33%になる。仮にシッターの時給が2000円の場合、実負担額は、1時間あたり

実費支払い150円+増税分610円(補助金分1850円×0.33)=760円。

となり、かなり割安でシッターを利用することができる。

残念ながら病児には使えないそうなのだが、例えばこんな使い方がありそう

・病み上がりで朝はお熱がないが、保育園に行かせるの微妙、1日家でゆっくりさせたい

・帰宅~寝かしつけまでワンオペでしんどいのでお迎え~お夕飯までの2~3時間

・土曜日ゆっくりしたいので、半日依頼してのリフレッシュ時間確保


(土曜日や平日夕方など、自分が在宅中には正面切っては認められないと思うが、在宅ワークだとか言い逃れも可能だし、現実的にはそこまで照会しないだろう。)

 

年収1500万もなく、ある程度認可外補助金をもらっている場合でも、シッター時給との差額1240円分がお得になるわけなので、例えば月20時間以上とかシッターを利用するのであればお得額24800円となり、年収800万円でもシッター助成を申請したほうが得ということになる。

 

私は個人的にちょこちょことシッターを頼んでとても楽している。会社の福利厚生が効くので、自費負担は700-800円程度。これくらいだと本当に気軽にお願いできる。

また、基本特定の方数名に定期的に依頼しており、第二のおばあちゃん感覚でとても頼りになる存在になっている。

(ちなみに自分はキッズライン を使っている。シッターさんとも馴染みになると、公式では病児NGだけど短時間なら引き受けてくれたり、色々と融通も利く…。)



ファーストステップは、費用の面でなかなかハードルが高いけれど、認証・認可外+シッター助成の合わせ技があれば、育児がかなり楽になると思うので、検討してみるといいと思う。